2023.11.275.ジェンダー平等を実現しよう

設備管理の仕事で活躍する女性たち

今回は、大成の主要業務でもある「設備管理」についてピックアップします。設備管理はオフィスビル・商業施設・病院・学校など建物には欠かせない業務であり、職務内容も施設によって様々です。施設の運営や営業を滞りなく進めるためだけでなく、設備は施設の利用者の安全にも関わるものもあるので、非常に責任の大きな仕事です。今回は、そんな設備管理の現場で働く女性にスポットライトを当てて、インタビューを行いました。

そもそも設備管理の仕事とは

設備管理とは、簡単に言えばビル、病院、学校といった建物に使用されている設備の維持管理を行う仕事です。

その仕事は多岐にわたり、設備の点検はもちろんのこと、機械の動作確認や劣化の診断を行い、必要とあればメンテナンスや部品の交換、清掃など、設備の維持管理に関する作業全般を行います。

また、扱う設備も実にさまざまで、生活に欠かせない電気や水道系統の設備から、冷暖房といった空調設備、貯水槽や排水関係といった衛生設備、さらにはエレベーターや自動ドアなどの機械設備に防災設備など、実に多くあります。

扱う設備が専門的なものが多いので、さまざまな資格を取得することにより仕事の幅が広がっていきます。
現場では力仕事も多く、体力も大幅に消費するため、過去、そして現在も男性が中心の職場が多い現状があります。

「女性ならでは」の視点で考える設備管理の仕事の魅力とは?

そこで今回は大成で働く「女性の設備管理社員」のみなさんに、設備管理という仕事の大変さや、女性だからこそ活きている点をお話し頂きました。


-本日は宜しくお願いします。まず、そもそもみなさんがこの仕事を始められたきっかけを教えてください。

林
私は元々大成の建築部にいたのですが、お世話になっていた上司から今の部署に移らないかと声を掛けて頂いたのがきっかけで、そこから2,3年ほど働いております。
佐々木佐々木
私は以前に警備の仕事をしていて、その際に何か困りごとがあれば設備の方が対応してくれるので、設備=憧れの存在でした。そこから私も手に職をつけたいと思い、今の仕事をするまでに至っています。
山崎山崎
私は工業高校出身で、就職に迷っていた時に同じく工業高校出身の姉に相談しました。姉は当時エレベーター保守点検の仕事をしていたため、自分の経験から学校で学んだことを活かせる仕事が良いとのアドバイスを受けて、この仕事を選びました。

-ありがとうございます!では今のお仕事の一日のルーティンを教えてください。

佐々木佐々木
毎日同じ仕事ではないですが、スケジュールはこのような形です。

8:30朝礼 
9:00~11:30日常巡回(残留塩素測定の日もあり)巡回中に女子トイレ、女子更衣室と女性に関するクレーム対応(修理、確認依頼や蛍光灯の交換)があると対応しています。
12:00昼休憩
13:00月次点検(空調機、給水設備、受変電設備等)その合間にクレーム対応。
17:10夕礼
17:30退勤

林
私はオフィスビルとホテルが一緒になっている現場を担当しているので、ホテル内の巡回、設備の点検および月例点検に加えてオフィスとホテルの両方の監視業務とお客様対応を行っています。

-お話しを聞くと設備の仕事って本当に幅広いと思うのですが、どこまでが設備の方の業務領域になるのでしょうか?

佐々木佐々木
建築、空調、電気、衛生、監視など、全部ですね。巡回時や外構作業中にお客様に声を掛けられて道案内することもあります。

-ではこの仕事の楽しいところ、大変なところを教えてください。

山崎山崎
楽しいところは、一般の方が目にすることが出来ない設備を見ることができ、点検作業等で建物の裏側を知れることです。

大変なところは、恥ずかしながら私自身この仕事を長く続けておりますが、まだまだ知らないことがたくさんで未だに経験したことがない業務も多く、日々勉強し続けなければならないことだと思います。

佐々木佐々木
私も山崎さんと同じです。毎日知らないことと向き合うので、それが楽しくもあり、大変でもあります。謎解きみたいです。
林
私は手先が元々器用なので、細かい作業、ドライバーなどを扱って作業をすることが楽しいです。初めての仕事が多いので、そこも日々楽しみながら学んでいます。
大変なところとしては男性との力の差があるので、そこは周りの男性にサポートして頂くことがあります。

-みなさん好奇心旺盛で素晴らしいですね!ただ設備のお仕事はほとんどが男性と聞いています。女性としてこの仕事をする上で、女性だから活きているポイントはどんなところでしょうか?

林
まず繊細な作業が得意な点と、細かいところに気づける点かなと思います。男性と一緒に動くことによってそれぞれの良さが活かせていると思います。
佐々木佐々木
女性のお客様が利用される場所をすぐに対応できる点です。他にも狭い場所、天井内で作業するときに女性のほうが体も手も小さいので作業しやすいです。
山崎山崎
私もお二人とほぼ同じですが、女性のお客様がご利用されるエリアでの作業がある時は女性設備員がいる方がお客様側に対して少しは安心感を与えられているのかなと思っています。

-では最後に、今後のキャリアステップはどう描いていますか?

山崎山崎
私は今の現場に来てからまだ半年ほどしか経っていないので、まずは今の現場で活躍するために日々勉強です。そしてこの仕事は今後も続けていきたいなと思います!
林
私は資格がないので、もっと専門知識を高めていきながら、設備のいろんな仕事に挑戦していきたいです!
佐々木佐々木
まずは知識面で必要な資格の取得と現場の経験を積むことです。そしていずれは現場の責任者として活躍したいので、どんどんスキルアップをしていきたいです!

最後に

今回は、大成の設備管理の現場で働く女性に注目して、お話を伺いました。インタビュー中も皆さん終始笑顔で仕事の魅力ややりがいについて語っていて、同じ仕事をする仲間として共感できる点も多く和やかな雰囲気でした。インタビューに参加していただいた3人そして他の女性スタッフが強みを活かしてさらに活躍してくれることを期待します。

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